8月某日
活動自粛前、最後の練習日
今シーズンこれまでいろいろなことがありましたが
ようやく THE FOCUS 2021「with」の全貌が見えてきました
そして、この日は貴重なスタッフレッスン
わたしたちTHE FOCUSは、強力なスタッフに支えられています。
(是非STAFFページをご覧ください!)
スタッフとともにランスルーを迎えることができ、
ここでふと感じた、
FOCUSのshowってどうやって作られているんだろう?
スタッフの皆さんにはFOCUSはどのように見えているんだろう?
という疑問から
ランスルー直後のスタッフの方々
(Moromi worksさん・野上孟さん)に
ベースドラム・ようちゃんと、
トランペット・かな
がインタビューをさせていただきました!
スタッフさんのぶっちゃけトークや
ここでしか聞けないような内容ばかり…
是非、最後までご覧ください!
※写真は2019~2021のものです
※リハーサルや練習時の一部、
写真撮影時にマスクを外しています
※練習時には感染症対策を行っています
Showが通った「今」の感想を教えてください!
よう)ざっくりでいいんで、リアルな本音でもいいんで!
野上さん)えーとね、みんなが必死にやってて嬉しかった、感動した!ほんとうです!
全員)笑
Moromi Works)力強い、FOCUSらしい。とりあえずパワフルだなって。
Moromi Works)エネルギッシュ、元気。(showのなかでみんなが)いろんなことをやってて、いろんな表情があって、いろんなものが詰まってるなって。
技術が、というわけではなく、showの時間の中にいろいろな要素が詰まっている。
実際、どんなイメージでこのshowをつくったのですか?
野)毎年FOCUSのshowは、つくる前に何かをイメージするのではなく、その年のメンバーのカラーをイメージします!
よう・かな)そうなんですか!?「with」というテーマだからこうしよう、というわけではないのですね。
メンバーのカラーに加えて、Moromi worksのブラスの楽譜に合わせてつくっていく…という感じなのでしょうか?
野)そうですね。僕も毎年どういう楽譜が来るのかなと、みんな(メンバー)と同じような感じです。
M)今年はオープナーが私たち(Moromi worksの2人)が現役のとき(Blue Devils1999)にやった曲だから、それをFOCUSらしく楽しめるようにという工夫はしてみた。
けど、実際にDCIでやった曲をアレンジした1曲目よりも、2曲目以降(オリジナル曲)のほうが楽しいね。笑
(FOCUSらしさの)濃度が違う気がして。真似して書くと無理だなと、もう少しFOCUSらしくニュアンスを変えなくてはいけないなと思った。
M)ポジティブなやついこう笑
M)いや、「Blue Devils」をそのままというのはできないんだなと。やったとしてもFOCUSには足りない。技術ではなく音の数が。
なのでもっと(たくさんの)音を入れないと本物のようにはできないね。
(どうやって楽譜をつくっているかでいうと)あとは、みんなの笑顔を思い出しながらやったな。
よう・かな)え、うれしいです。やっぱり、そういうのあるんですね!
野)僕もドラムのメンバーの顔を思い出しながら書いたりします。
よう)どんなプレイをするかな?とかですか?
野)いや、メンバーのカラーとか、
今の技量と1シーズンにかけての将来性とか。
ようちゃんの顔をみながら、思い浮かべながら書いたり…。ほんとにありますよね?
M)あるある。
野)その人のためにかく。とか
よう)自分がはじめてアレンジを頼まれた時も、先生に「人の顔を思いえがくといいよ。どんな表情でやってほしいかとか」
と言われたことがあります。
結構人情深いもの(メンバーのためだったり、感情にアプローチするというもの)なんですね。
M)本当に、FOCUSに向けて書いてるよね。FOCUSがやったらこういう感じだろうな、とか。
あとは、はじめちゃん(野上さん)こういう風に書いたんだな。いいね!とか。
ひとりひとりをイメージして、現実化してくれてありがとうって思うし、自分も楽譜を書いて現実化しようとするという感じかな。
かな)ちなみに、想像していたものは現実ではどうなりましたか?思っていたより良かった。とかありますか?
M)実は、思っていたものと違った、という驚きはない。(FOCUSが)やってみて「やっぱりそういう感じだな」と思う。
セクション別でやっていても、やっぱりこういう雰囲気でるな。という感じ。
こういう可能性があるなと思うものも、イメージしているものにかなり近い。
M)でもFOCUSはバランスが難しくて…。元気があるから。
どんなにバラードの雰囲気をつくろうと音量を落としてもうるさいっていわれるよね。笑 そこをどう克服しようって。
M)落としているけどね。
M)落としているけど、「ずっと(パワフルに)吹いている」っていうイメージがあるからね。
どんなにしっとりハッピーにやっていても、元気にやっているイメージが強いから…。
ダイナミクスに気を付けるというのが、いつも大会でも課題になるところだよね。
M)でも今年の3曲目(swing)は一番いいよね?
M)うん。
M)バランスがいい。去年まではごちゃごちゃしている感じがしていたけど、場面転換もみんな理解しているし。我々がいいのかな…??笑
(その通りです!!笑)
よう・かな)Moromi worksさんはどのようなイメージで作られましたか?
M)実はイメージはないです。
よう・かな)え…??「with」というテーマをもとに曲を構成していく、というというわけではないということですか?
M)テーマ「with」があって、曲はこれがFOCUSっぽいんじゃないかなと決めていって、そこから作っていく。
だから、曲をやり始めてFOCUSがやっているところを見て、ドリルやアクションをつくっていっている。
トッピングしていくというイメージかな。
かな)マーチングバンドのshowの中には、
一つのテーマを曲やドリルすべてで表現する・伝える
というものもあると思うのですが…
M)実際、そういうところもありますよ。
でもFOCUSは「テーマ」があってそれをバンドで表現する、というのではないですね。
FOCUSのshowの中身は「テーマ」ではなく「メンバーたち」なんですよね。
M)だから今年のタイトルは「We are」(2019showタイトル)でもいいってことだよね。「MOVE」(2020showタイトル)でも。
今年は「with」がテーマだから「いっしょに」に演奏する、「いっしょに」楽しむというのをコンセプトにしているけど。
よう)showタイトルに縛られないんですね。
M)ただ、「with」というテーマがあるから、それを意識した何かしらのフックは入れてあります。
だけど基本的にFOCUSのメンバーがワイワイしているというのがshowのコアですね。
M)showをみんなでやっているから、それだけで「with」だよね。
M)だから僕はその年のFOCUSが本格的に始まらないとshowがつくりにくいんです。
中身というか、コアになるものは後から考えています。
最後にFOCUSのメンバーにメッセージをお願いします
野)大変な世の中だなと今日強く感じましたね。みんないろいろなことを抱えているけどこうやってFOCUSしに来ていて。
若いのにすごいなと思います。
だから頑張っていきましょう。with。
M)我々スタッフは一緒に演奏・演技をすることはできませんが、楽譜をつくる、ドリルをつくるということを通してメンバーと一緒にいます。
毎年これは変わらない。
コロナ禍で離れていても一緒ですよ。
M)FOCUSのshowは「みんなで作っているもの」という一体感を感じます。
スタッフが作ったものをこなすというのではなく、ある程度作られたものをメンバーが楽しそうにやる。それを見てスタッフがトッピングする。
メンバーが練習でshowのなかで自由に遊んでいたことをそのまま披露する、ということもありますよね。「みんなで作っている」という印象がほんとに強いバンドです。
だから、いろんなことがありますが、楽しくなければ続かないし、いろんなことがあるからこそ、この楽しい時間が(FOCUSの)皆さんにとって励みに、何かを頑張る動機になったりするといいなと思いますね。
FOCUSがあるから頑張ろうって思えたらいいな。
(FOCUSに来る日は)マーチングをしに来ているという感じがあまりしないなあ。FOCUSをしに来るって感じ。
かな)メンバーに会いに、メンバーたちと一緒に活動しに来るというメンバーも多いですよね。
今日、静葉さん(ドラムメジャー)が言っていた「結果のためではなく、私たちのshowをより多くの人に見てもらいたいから全国に行きたい」というのがFOCUSらしさをすごく表しているように感じました。
よう)全国の人たちとみんなでwithろうね!って感じ
スタッフ)withろう!面白いねそれ!
M)でもそういうスタンスは伝わっていると思いますよ。なんか、能天気すぎて刺さるんだよね。笑
M)本当に楽しそうだもんね。笑 でも嫌味に感じないよね。
スタッフ)これからも頑張っていきましょう。
よう・かな)頑張ります!これからもよろしくお願いします!
本日はたくさんお話がきけて大満足です。本当に面白い内容でした。ありがとうございました。
おまけ…
よう)ちなみにもしかしてM4の自分が目立つパートって、僕の顔をイメージしながら書いてくださったんですか?
野)そうだよ。
よう)みんな静かな中、自分だけドンドンって。すごく気持ちいいんです。
野)でも無理なく打てるよね!
よう)はい!!最高です。笑
M)さすが野上さん!!!みんな満足のサービスだからね!
野)(ようちゃんは)僕の秘密兵器だからね!笑
インタビューをしていて、予想外のコメントが飛び出したり…と
とてもお腹いっぱいになりました!
そして、
こんなにメンバー思いで、愛情のあるスタッフ陣と関われて、幸せに感じます
これからもFOCUSらしさを忘れずに
メンバー、スタッフ、全国のファンと共にwithしていきたいです‼️
スタッフの皆さん、これからもよろしくお願いいたします。
いっしょにshowが作れることをうれしく思います!
なお、今回お話しすることができませんでしたが
FOCUSのshowをさらに華やかにしてくれるカラーガード
そのカラーガードパートを支える
個性の強~い、素敵なあの方へのインタビューもお楽しみに!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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